【希望の星】夢はハードルで 高校総体優勝!! 鈴鹿高校 後藤杏実さん

379

 四日市市立笹川中学校出身で鈴鹿高校1年の後藤杏実さん(15)は、2021年度の100㍍ハードル中学生女子県ランキング1位(14秒10)の記録を持つ。今の目標は高校総体優勝だ。

 小学生のころ、陸上少年団で短距離走をしていたが、ハードルや跳躍などを中心とする陸上クラブ「アスリート四日市」の監督に声をかけられ、80㍍ハードルに挑戦。障害を越えて走ることに魅力を感じた。6年の時には、県大会で優勝、東海大会で7位になった。

 中学生になるとハードル10台を跳びながら走る「100H」が主戦場に。地区新人戦で優勝、3年時には、ハードル、走り高跳び、砲丸投げ、200㍍走をして得点を競う四種競技の県大会に出場。普段とは違う種目に、上半身の筋肉不足を痛感したが、優勝した。本職のハードルで東海大会4位、全国大会にも出場した。

 本番に強いことが自身の特徴。今年3月、大阪で開かれた日本陸上競技選手権大会・室内競技で、U18女子60㍍ハードルに出場。東京五輪に出場した多田修平選手らと同じ場にいたが、緊張することなく、B決勝4位入賞した。

 課題は練習時の緊張感が足りないことで、高校で気を引き締めていくそうだ。「陸上競技は普段と違う景色が見える場所」と話し、高校総体で優勝を狙う。

 競技をする中で体の仕組みにも興味を持つように。練習中に足にわずかな痛みを感じ、「ひどくなる前に手を打とう」と自分でケアをし乗り切ったことも。

 人体に関わる仕事につきたいと薬剤師が将来の夢。400メートルハードルで日本選手権にも出場している名古屋大学医学部卒の真野悠太郎選手の文武両道で自主性があるところに憧れるそうだ。「高校で完全燃焼して、その経験を薬剤師になるためにも生かす。どんなハードルも超えていきたい」と笑顔で語った。

※2022年5月7日(207号)発行 紙面から