未来に向けて考える機会に 企画展「四日市公害判決50年展」 そらんぽ四日市で7月1日から

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 四日市市は今年7月24日、四日市公害判決から50年を迎えることから、四日市公害の歴史と環境改善の歩みを振り返り、環境問題について学ぶ機会にしてもらおうと企画展「四日市公害判決50年展~過去をふり返り未来へつなぐ~」をそらんぽ四日市(四日市市立博物館、安島)の4階特別展示室で、7月1日(金)から8月28日(日)まで、52日間開く。【企画展会場で配布予定のコミュニケーションシートを手に話す森市長=四日市市諏訪町で】

 企画展は、小学生を主人公として、子どもの目線から見た当時の四日市の様子を描く。四日市公害と当時の子どもたち、公害による被害状況、公害裁判、環境改善への取り組み、四日市の環境の今と未来などの内容で、写真やパネルなどを多く使用し、分かりやすいよう配慮するという。

 ミニシアターでは、子ども向けのアニメーションで「おじいさんのアルバム」、大人向けに「環境改善の歴史」を上映。市民団体などとの協働展示では、裁判に尽力した人や環境改善に取り組んできた人について、写真やメッセージを紹介する。期間中には記念講演会も開催される。また、ホームページから企画展の3DビューやVR映像も8月中旬に掲載予定だという。

 入場無料。開催時間は午前9時半から午後5時、入場は午後4時半まで。月曜休館で、祝日の場合は翌平日だが、8月15日(月)は開館。

 企画展会場では、子ども向けにコミュニケーションシートを配布し、気づいたことなどを書き込める。家族で四日市公害や環境について、世代間で語り継ぐことが期待されているそうだ。
 
 四日市市の森智広市長は「市民、行政、企業が三位一体となって取り組んできた。50年という節目の年により多くの情報を発信し、語り継がれきた歴史を市民の方と共有し、未来へ向け、新たな一歩となるきっかけにしたい」と話していた。