花の絵80点余、四日市の木村哲美さんが個展「線・彩画展」開催

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 ペンによる線描と水彩やアクリル絵具の彩色で花を描いた絵画展「スワッグの様に花の絵で壁を飾ろう」が、23日までの週の後半、三重県四日市市栄町の「フランス菓子と小さなギャラリー クロード・リュッツ」で開催中だ。同市西松本町在住の木村哲美さん(74)の23回目の個展で、花だけにテーマを絞った展示は初めて。「コロナの暗い時代だが、花を飾って明るく過ごしてほしい」と思ったという。【花の絵を集めた木村哲美さんの個展。家で飾りやすい大きさの絵を心がけたという】

 サクラ、バラ、ヒマワリ、コスモス、ポピー、コチョウラン、アルストロメリア、ストレチアなど、木村さん自身も名前を覚えきれなかったという花々。ほぼ1年かけて描いた80点余を展示した。木村さんは水墨画にも親しんでいたため、彩色には特徴的な筆づかいものぞく。陶芸家森正さんの工房で陶額を焼いてアクリル板に花を描いた「陶額アクリル絵」を20点ほど展示した。

 展示会のタイトルにある「スワッグ」はドイツ語で「壁飾り」を意味するといい、植物を束ねて壁にかける飾りのことだ。花束くらいの大きさのイメージで、木村さんの今回の作品の大きさのヒントにもなっているという。

 木村さんは60歳で会社経営から退いたころ、中国桂林への旅行で絵を描く旅行者を見てうらやましく思い、スケッチブックとペンを買って身の回りのものから描き始めたという。30ページほど描き貯めたころ、四日市大学のコミュニティーカレッジで中国語を勉強していた時に、大学で絵を描いていた日展作家に出会い、その勧めもあって半年後に亀山市で初の個展を開き、以後、「線・彩画展」と銘打った個展を続けている。

 会場の「クロード・リュッツ」は月、火、水が定休日。営業は午前10時~午後4時になっている。