「食欲の秋」、読書でいかが? 四日市市立図書館にミニ展示コーナー

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 食材や料理、酒などの本を特集した「ミニ展示コーナー」が、三重県四日市市久保田1丁目の市立図書館で10月30日まで開設されている。ワイン界のカリスマともいわれたアンドレ・シモンの名を冠した「アンドレ・シモン賞」の特別賞を得た「『食』の図書館シリーズ」の75冊を紹介している。月曜日と第2、4火曜日は休館。【食材や料理、酒など、それぞれに深く掘り下げた本が並ぶミニ展示コーナー】

 書棚に並ぶのは原書房から出版された翻訳本で、食材はバナナ、ジャガイモ、ハーブ、オリーブなど、料理はサンドイッチ、スープ、パスタと鍋、プディング、バーベキューなど、酒はワイン、ビール、ジンなどと幅広い。フォアグラ、キャビアの高級食材や、昆虫食、食用花などのジャンルも。レシピだけでなく、歴史なども幅広く書き込んだ本ばかりだ。人気も上々で、10月18日に始まったところだが、すでに何冊かは貸し出されている。

 「ミニ展示コーナー」は、図書館のスタッフたちがチームで知恵を出し合い、ほぼ2週間交替でテーマを決めた本を並べている。2013年11月から続く企画で、これまでにも夏の疲れ、食品ロス、手作り絵本、人権、介護、文学賞など、数多くのテーマを扱ってきた。コーナーにまとめることで、来館者にとっても新しいジャンルの本との出会いにつながりやすいという。