5人が向き合った水彩画 四日市で第2回和の会展

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 三重県四日市市安島2丁目の市文化会館で、第2回和(なごみ)の会展が開かれている。絵画サークル「和の会」で腕を磨く60代から80代の5人が、自ら題材を選んで向き合った水彩画約45点を展示した。コロナ禍を経て3年ぶりに開いた展示という。11月6日午後3時まで。【5人のメンバーがそれぞれに向き合った作品が並ぶ=四日市市安島2丁目】

 デッサンを学んでいた仲間の数人が、独立美術協会の会員で、中日展大賞や独立展独立賞を受賞した伊藤清和さんに指導を依頼し、2019年に7人で第1回の展示を開いた。2回目の今回、伊藤さんは「絵の具の使い方がはっきりしてきた。時間をかけて色を作り、しっかり描けるようになった」などと、メンバーの努力を評価している。伊藤さんも講師として7点を会場に展示している。

 会場に並ぶ作品は花、器、動物、風景など多様な題材を扱っている。メンバーのひとりで85歳の水越武男さんは、絵を見ることは好きだったものの、自ら描くようになったのは数年前という。人物を描くことも好きで、出品した8点の中にも数点の人物画がある。

 毎月第2、4月曜日の午後、四日市市海山道町1丁目の市三浜文化会館研修室で勉強しており、仲間も募集中という。

 

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