秋の「いいよん!よっかいち」始まる 職場体験学習の中学生が取材

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 三重県四日市市の近鉄百貨店四日市店の5階催会場で11月10日、第7回秋の「いいよん!よっかいちフェスティバル」が始まった。地域と協力し、生産者の発表の場にもしようと2018年から続く催し。県内から約50店が集まった会場を、「YOUよっかいち」で職場体験学習をした中学生2人が取材した。催事は13日までで、各日午後5時まで。【地域の自慢の品などが並んだ会場=四日市市諏訪栄町】

 「いいよん!よっかいち」は、地元のヒト、モノ、コト、トキをつなぐことが目的で、古くから「市」が開かれてきた四日市で、四日市はもちろん県内の魅力を発信してもらおうと考えている。

 地元の食や雑貨を集めた「いいよんマルシェ」など4つの区画があり、「いいまちブース」では、この秋の「はじまりのいち」をきっかけにできた「43′cafe」が初出店。こにゅうどうくんのグッズや「夢菓子工房ことよ」の和菓子などが並んだ。三重の6次産業ブースでは、ふだんは四日市ではあまり販売されないという大台町のえごまオイルも出品された。

 写真撮影などの取材をしたのは、四日市市立笹川中学校2年の安達美姫さん(14)と下野心優さん(13)。8日から3日間、「YOUよっかいち」でデザインソフトを扱ったり、総務の事務を体験したりした。

催会場では、安達さんはクッキーの店が目にとまったようで、「アレルギーの方でも食べられる米粉のクッキーがキノコやクマの形でかわいかった」。下野さんは「ハンドメイドのアクセサリーが、すごく丁寧だなって。ビーズや真珠もとてもきれいだった」。

 「お客様をあまり正面から撮影しないように」と気を遣いながらで苦労した様子。百貨店の広報担当者にやさしく接してもらい、出店している人に逆に記念写真を撮ってもらうなど、いい体験になったようだ。

 

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