工作しながら環境問題を身近に、四日市で環境フェア開く

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 公害防止や資源活用などの環境問題を身近に考えてもらおうと、「四日市市環境フェア」が12月10日、三重県四日市市の市地場産業振興センター(じばさん)で開かれた。間伐材や使用済みの切符を使うなど工作会場は親子に人気で、グリーンカーテンづくりなどの優秀な活動への表彰もあった。【使用済みの切符を使った星形の飾りづくりに参加する子どもたち=四日市市安島2丁目】

 四日市市の主催で、コロナ禍で中止が続き、開催は3年ぶり。市民団体などが工作・体験と展示のブースを、それぞれ約10企画開いた。初出展の三岐鉄道は、使用済みの切符を使って星形オーナメントをつくる工作会場を開いた。いつもは資源ごみとして回収してもらっているが、今回、「いらなくなった切符で何かできないか」と考えたという。

 県環境学習情報センターは、県内の杉の間伐材を使ったお箸を正月用に持って帰ってもらおうと、お箸を入れるはし袋作りの工作会場を開いた。参加したこどもたちは、きれいな飾りをはし袋に貼りつけようと夢中になっていた。

 展示ブースでは、四日市公害判決50周年を振り返る企画や、公害関係の調査や語り部活動で知られる澤井余志郎さん、野田之一さんが同行する様子などの写真展示があった。伊勢湾の貧栄養で生き物が激減しているとの警告や、四日市での脱原発への取り組みなどの紹介もあった。

 アサガオやゴーヤなどでつくるグリーンカーテンのフォトコンテストの優秀団体や個人、市内の団体の環境活動、公害や環境に関する研究発表などに対する表彰式もあった。また、余っている食品を必要とする人に届けようと市が取り組んだ「フードドライブ」では、1階の受け付けに開館とほぼ同時に持ち込みが続き、食品を入れるケースが次々にいっぱいになった。