内部線100周年の写真絵画展始まる、四日市の「うつべ町かど博物館」

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 三重県四日市市采女町の「うつべ町かど博物館」で1月15日、「内部線100周年記念写真絵画展」が始まった。田植え時期の風景の中を走る列車の絵画や、雪の駅の様子の写真など、地域の人らの路線への温かいまなざしが伝わる。かつての内部駅周辺などを再現した鉄道ジオラマも展示されている。写真絵画展は2月26日までの予定で、最終日には記念行事のメーン企画でもあるウォーキング大会が開催される。【内部線の写真や絵画が展示された博物館内=四日市市采女町】

 博物館は、ヤマトタケル伝説でも知られる旧東海道の「杖衝坂」沿いの民家を開放し、地域の歴史や文化などを紹介している。内部線は地域の人の大切な足になっており、100周年を迎えた昨年から、内部線の車両や駅の変遷などのわかる歴史展示なども行われてきた。

 写真、絵画は地域の人らがパネルにして展示しているほか、地元の子どもたちが描いた絵画が今後、段階的に運び込まれてくる予定だ。ウォーキング大会当日には全容をそろって見ることができる予定。このほか、毎週金曜日と日曜日の午前中が開館時間で、出そろっていく作品を観ることができるという。

 鉄道ジオラマは縦90センチ、横180センチの台座に、近鉄名古屋線、内部線を配置し、近鉄四日市駅付近や旧東海道沿いの内部駅のかつての様子などを再現した。今は見られない内部村役場や雑貨店の「両口屋」なども見られる。

 制作したのは原啓二さんと森和彦さんで、地元に住む原さんによると、昨年8月中旬から9月末までの期間に制作したという。模型の電車も軽快に走る。(鉄道ジオラマと原啓二さん)

 2月のウォーキング大会は参加無料だが申し込みが必要。内部駅集合と内部東小学校集合の二つのコースがある。締め切りは2月13日で、問い合わせも「内部地区総合型地域スポーツクラブうつべ☆スター事務局」へ。名前、年齢、電話番号、希望コースを伝える。(電話・ファクスは059・347・3330、月・水・金の午後1時~午後5時、メールはutube_star@m6.cty-net.ne.jp)。

 内部線は1912年に日永駅までが開業したあと、1922年に内部駅までが開業した。三重軌道、三重鉄道、近鉄などの運営を経て、2015年から四日市あすなろう鉄道が運営している。ナローゲージなどで親しまれている。