22の中学校区に「こども食堂」を 2月19日にキックオフイベント 四日市

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 「四日市市内22の中学校区でこども食堂を開催するキックオフイベント」が2月19日(日)午前10時から、四日市市文化会館(安島)の第3ホールで開かれる。「子ども食堂をしたいけど、どうしたらいいのか」という人に向け、「つながり」を持つことを目的に企画され、現在参加者を募集している。【経営するカフェの前でポスターを持って参加を呼びかける浅野さん(左)=四日市市八王子町】

 イベントでは、市内で子ども食堂を運営する5名がパネリストとして事例発表をする。また、こども食堂を運営する団体に、食品を寄贈するフードドライブも開催。寄付できるのは、賞味期限まで1か月以上ある食品、常温保存ができる食品、未開封の食品など。生ものや手作りのものは寄付出来ない。

 実行委員長は同市八王子町の「Kitchen&Coffee BEE」のオーナー・浅野菜月さん。市内には12のこども食堂があるものの、人口から考えると数は足りないという。自身はカフェの開店から2年間で、店舗で弁当の提供やフードパントリーへの会場提供をしてきた。店に活動への協力を呼びかける募金箱を設置すると、協力者も多く、「皆さん、何かをしたいという思いがあるということが伝わってきた」と浅野さん。

 「身近にこども食堂を運営している人がいたからこそ、ノウハウも知ることが出来ました。子ども食堂をしたくても、できないという人が一歩を踏み出す機会を作りたい」と2016年に四日市市で初めての子ども食堂を手掛けた知人の山田知美さんに相談。市内の子ども食堂運営者にも声をかけ、実行委員会を立ち上げた。

 イベントでは、質疑応答の時間も設け、参加者の交流会もある。浅野さんは「四日市に子ども食堂を増やすための第一歩。つながりを作り、明るく過ごしやすい地域のための活動しませんか」と話していた。

 参加費無料で定員は50人。事前の申し込みを優先する。問い合わせはイベント事務局のデルタスタジオTEL059-355-1320へ。申し込みは下記二次元バーコードから。

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