四日市の好きをみつけるプロジェクト発表会  2月12日にトナリエ四日市で開催

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 四日市市市民協働安全課は、一般社団法人グローカルユースの運営で、2月12日(日)午後1時から、中学生から大学生までの2千人を対象に、若い世代の四日市の好き度を調査した結果と、「四日市の好き」を撮影したフォトコンテストの入選作品の展示会をトナリエ四日市(四日市市安島)で開く。【写真展の準備をするメンバー=四日市市西浦で】

 若い人たちに自分たちの住むまちに興味と関心を持ち郷土愛をもってほしいと、一般社団法人「グローカルユース」は昨年、「ユースの企画で四日市の好きをみつけるプロジェクト」を立ち上げ、活動するメンバーを募った。中学生から大学生までの9人が参加し、近鉄四日市駅前のふれあいモールや学校などで「好き度」を調査。フォトコンテストは自分の好きな四日市の「エモい」写真を募集した。

 自信つきガクチカにも

 木下颯人君(四日市南中学1年)は自由研究のテーマにした「萬古焼のアピールをしたい」と参加。調査結果で大学生の四日市の好き度が低いと分かり「大学生に展示を見に来てほしい」と話す。

 2022年8月発行のYOUよっかいち第210号の記事でプロジェクトメンバー募集を知り参加した大学3年生の女性。新型コロナ第1波の真っただ中に大学に入学、授業がオンラインになり、大学生らしい生活が送れなかった。まちづくりに関心があり、学外の活動に一人で参加するのに躊躇したが、街頭で人に声をかけたり、ミーティングで発言を重ねることで、積極的に行動できるようになったという。「ちゃんとしたガクチカ(学生時代に力を入れたこと)ができ、就活でもアピールできる」と自信をつけた。

 稲垣壮真さん(南山大学2年)は、理工学部でデータサイエンスを学び、自分の得意分野を生かせる機会を求めて参加。中学生に専門用語の意味をかみ砕いて説明するなど、「自分がやった方が早い」と感じる場面もあったそうだ。しかし社会に出た時に、信頼して誰かに任せることも必要と感じ委ねた。進捗状況をこまめにメンバーと共有し、チームリーダーの責務を理解したそうだ。伴美圭さん(名古屋外大2年)は、通学で利用する地下鉄の混雑や人の多さに疲れを感じることも多く「四日市に帰ってくるとほっとする」そうだ。フォトコンテストの作品に垂坂公園から見た夜景の美しさに驚いた。「知らない魅力が四日市にあると分かった。若い人に展示を見に来てもらい、自分の住むまちの魅力を知ってほしい」と語った。