ドローン「飛ばせた」、四日市で親子体験講座、ルールや操作学ぶ

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 「親子で学ぶドローン体験講座」が3月12日、三重県四日市市の「すわ公園交流館」で開かれた。建設や農業などでの活用、競技レース、未来の乗り物としての開発など、さまざまな分野で注目度が高まっているドローンだが、ルールを知って、けがのないように始めてほしいと企画した。飛行操作の体験では、30分もすると子どもたちは上達し、ジグザグ飛行にも挑戦できるようになった。【操作を教えてもらい、ドローンを飛ばす子どもたち=四日市市諏訪栄町】

 講座には、小学生と親などの6組14人が参加。ほとんどがドローンを飛ばすのは初めてという。講師を務めたのは、鈴鹿市に会社がある「いちどろ合同会社」の代表、市川良教さん。「ドローンを取り巻く法令が厳しくなっており、知らないで法に触れたり、他人にけがをさせたりしないよう、正しく始めてもらいたい」と思い、県内のほか隣県の愛知、岐阜でも教えているという。すわ公園交流館での講座は初めてで、今後も開催できる可能性があるという。

 講座の前半では、ドローン開発や活用の現況などを紹介。自転車競技のような速い展開のレースを追尾して撮影したり、CM撮影で高い建築物などを撮影したりする時に使われている。農業耕作地での農薬散布、林業での苗木の運搬など、人の労力を軽くする活躍もしており、離島などの買い物の運搬でも期待されている。(ドローンの開発や活用について説明する市川良教さん)

 市川さんの会社では、ドローンを使ったビルや太陽光パネルの点検などもしているが、長崎県のハウステンボスでは、人力で1カ月かかっていた設備の定期点検が、ドローンにより、たった1時間に短縮できたことも紹介された。(会場に展示された様々なドローン)

 ルール面では、重さ100グラム以上のドローンは飛ぶことを制限される場所が多くあり、注意が必要。基本的な飛行は家の中でマスターし、それから外で飛ばすことが大切だそうだ。子ども同士ではなく、周りの人に気を配れる大人と一緒に行くこと、危険を感じたり、操作に問題が起きりした場合は、ドローンを無理に戻そうとするのではなく、その場に着陸させる、などの基本的な心構えも伝授された。(輪くぐり飛行などを操作する子どもたち)

 飛行操作の体験では、ゲーム機のようなコントローラーで離陸、前進、輪くぐり、方向転回などを体験した。レバー操作に不慣れな最初のうちは障害物にぶつかってしまう子も多かったが、2、3度練習すると慣れて、講座の終盤にはジグザグ運転のような、ちょっと高度な技に挑戦できるようになっていた。父母らも操作を体験していたが、子どもと同じように「楽しい」などと歓声が上がっていた。(大人も楽しく操作を体験)