シェルターや駐停車場の変更など提示、中央通り再編で関係者調整会議

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 第11回中央通り再編関係者調整会議が3月28日、三重県四日市市の四日市商工会議所で開かれた。新バスターミナルや近鉄四日市駅からJR四日市駅への中央通りの再編について、これまでの意見を踏まえた変更点を含め、最新の検討がされた。出席者からはさらに指摘や要望も出された。【この日、あらたに会議に提出された将来イメージ図のひとつ=四日市市提供】

 会議には議長を務めた早稲田大学理工学術院大学院創造理工学研究科教授の有賀隆さんをはじめ、国、県、市、県警、交通関係会社、地元街づくり協議会などから約50人が出席した。

 新バスターミナルについては、これまでの議論を踏まえ、一部のバース(駐停車場)の形状を変更し、連節バス対応型にした。タクシー乗り降り場はタクシー待機バースに変更し、必要な台数を確保できる待機形態にした。また、雨などに対応できる大屋根(シェルター)を設け、バスやタクシーの利用が快適にできる計画が示された。

 「『ニワミチよっかいち』中央通り再編基本計画」づくりへの議論では、「スムース横断歩道」の導入など、歩行者優先型の整備が説明された。この横断歩道では、歩道と横断歩道は段差がなく、走行する車にとっては横断歩道の手前に段差がある構造のため速度を落とすようコントロールされる。スケートボードパークに注目が集まった国道1号からJR四日市駅への中央通りの利用についても、より絞った形態が図などを加えて提示された。

 このほか、地元の出席者からは、「バスターミナルの中の移動しやすさについて、障害者団体などに確認してもらってはどうか」「安心してバスターミナルを利用してもらう意味で、派出所などの警察官がいる場所ができないか。現在の高架下では暗い印象がある」「初めて四日市に来た人にも場所案内が分かりやすくなるよう、デジタルサイネージなどを用いてはどうか」「近鉄駅前にある3本のイチョウの木をできるだけ残してほしい」などの提案や要望があった。