四日市市松原野球場がリニューアル、住宅地との共存へバックネットの高さ大幅アップ

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 四日市市松原野球場のリニューアル工事が終わり、市民らの利用が再開された。球場の左翼側(東方向)に住宅地が広がっており、ファウルボールなどが飛び込まないよう、レフト方向へのネットの高さを一気に2倍以上にするなどの措置を施した。市によると、市街地にありながらこれまで住宅地との間で大きなトラブルはないといい、引き続き、隣人に愛される野球場をめざす。【改修された球場でさっそく試合を楽しむ市民ら=四日市市松原町】

 松原野球場は、西にJR関西本線、北から北西にかけて近鉄名古屋線や三岐鉄道三岐線が走る中にあり、かなり込み入った住宅地の中にある野球場という印象だ。フィールド面積は約9000平方メートル。両翼84メートル、センター102メートルの規模をもつ。もともとは紡績工場などの民間所有だったとみられ、1979年に市が取得して市営の球場になったという。

 今回のリニューアル工事は、2021年12月から2023年2月にかけて実施し、これまでにない本格的な改修になった。本塁後ろから住宅地のある左翼方向へは、ネットの高さを9メートルから22メートルに高くして張り替えた。住宅がなく、おもに公園などになっている右翼側の高さは10メートルで、対策ぶりが見て取れる。このほか、内野に新しい土を入れ、ダッグアウトの塗装もし、2億6000万円の総事業費をかけたという。(レフト側では、ファウルボールが住宅地に飛び込まないよう、ネットの高さを大幅に引き上げた)

 一般の利用は4月から再開し、使用状況も順調だという。一般利用に先立ち、3月に地元中学校チーム同士の記念試合のイベントが計画されたが、天候に恵まれず、残念ながら幻の試合になった。学生や一般人の軟式野球の試合も多く開かれてきたといい、市民の身近な野球場としての利用が期待されている。