現在の四日市市立図書館建設50年  1973年にちなんだ展示

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 四日市市立図書館が1973年に現在の住所(四日市市久保田1丁目)に建設され今年で50年を迎えたことに関連し、その年生まれの作家や著名人の本、同年に出版された小松左京著「日本沈没」等のベストセラー合わせて約200冊と、主な出来事を紹介する展示「集まれ!1973年生まれ」が同館2階の展示コーナーで開かれている。

 「すてきな白亜の新図書館」という見出しで同図書館のオープンを伝える当時の市広報や、落成式の写真、1973年生まれの「タレント」「俳優」「スポーツ選手」の名前が目を引く。担当者は、「この人も50歳なのか、とリストアップする際、スタッフ一同感慨深く作業しました。年配の方には懐かしく思っていただけますし、3階の学習室を利用する学生さんも興味を持って立ち寄っていただいています」と話す。

 書籍が展示されている著名人は、アニメーション映画監督の新海誠さん、アナウンサーの安住紳一郎さん、元プロ野球選手のイチローさん、俳優の堺雅人さん、大泉洋さん等。作家は、湊かなえさん、小川糸さん、加藤元さん他多数。2007年に「雲上都市の大冒険」で第17回鮎川哲也賞を受賞しデビューした四日市市出身の推理小説家、山口芳宏さんの著書も揃っている。展示図書はすべて貸し出し可能。

 午前9時半から午後5時までで、6月4日(日)まで開催、月曜日と第2、4火曜日は休館。問い合わせは、同図書館TEL059・352・5108へ。

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