厚生労働省などが取り組む6月1日から7日の「HIV(エイズ)検査普及週間」にあわせ、四日市市保健所では、6月7日(水)午後5時30分から同7時まで、夜間検査を追加実施する。定例検査は毎週水曜の午後1時から同3時、第4水曜の午後5時30分から同7時に行っているが、普及週間に合わせ検査日時を設けた。【検査普及のためのパネルなどが設置された検査会場入り口付近=四日市市諏訪町】
厚生労働省らの発表によると、日本のHIV(ヒト免疫不全ウイルス)の感染者、エイズ患者の新規報告数は、年間1千人程度で推移しているという。感染経路としては、性行為によるものが最も多い。また、母親が感染していて、妊娠中、出産時に子どもに感染する母子感染もある。血液による感染としては、HIVが存在する血液の輸血やHIV感染者が使用した注射器の回し打ちも原因のひとつに挙げられている。
握手、軽いキス、せきやくしゃみ、飲み物の回し飲み、同じ皿のものを食べる、風呂、プールなどでは感染しない。現代の医療現場で、輸血による感染もない。
検査では、血液を少量(約5ミリリットル)採取する。血液中に抗体ができるまでに約6から8週間かかるため、感染の可能性がある行為から約3か月以降に検査を受ける必要がある。
会場は四日市市諏訪町の市総合会館5階。検査は無料で、匿名、予約も不要。持ち物もいらない。結果は口頭で伝えるため、再度、来所する必要がある。問い合わせは四日市市保健所TEL059・352・0595へ。