「皆が先生、皆が生徒」、のびのびと描いた作品約60点、四日市で「ぺジーブル会」の絵画展

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 特定の指導者をもたず、会員みんなでワイワイ意見を交わしながら腕を磨く「ぺジーブル会」の絵画展が9月6日、三重県四日市市の「喫茶・紅茶・ハーブティー&ギャラリーRosemary(ローズマリー)」で開幕、同18日まで約60点の作品が展示されている。「皆が先生、皆が生徒」の、のびのびした作品を楽しんでほしいという。【作品の展示作業を終えた「ぺジーブル会」のみなさん=四日市市中川原3丁目】

 年1度の開催で今回は3回目。5日に展示作業があり、会員たちが店の奥に、はがき大からF6サイズ(40センチ余×30センチ余)の作品を並べた。会員11人の作品で、風景、花、人、動物など描く対象も様々、描き方もファンタジー風だったり写実風だったりと様々だ。

 出品者は金丸久美子さん、佐藤加代子さん、杉本則子さん、長松知見さん、平尾洋子さん、三舩真弓さん、松田美子さん、木村哲美さん、森田いつ子さん、伊藤美加さん、萩美咲さん。30代から70代で、多くは定年後に絵を始めた人たち。四日市市と鈴鹿市の人が多いという。

 最も年上の森田いつ子さん(76)は、会員歴では最も若くて2カ月余。絵そのものは10年以上続けているが、特定の先生のいないこの会は「みんなで自由に描くことができて、とても楽しい」と話していた。

 会の名前は、練習場として使わせてもらっている花店「flower Paisible」のフランス語「ぺジーブル」から。「穏やかな」「やすらぎ」という意味があるそうだ。会場の「ローズマリー」は火曜が定休日。開店は午前9時で、閉店は水~土が午後9時、日、月、祝日は午後7時。