得意な知識や技を伝えたい、JICA海外協力隊の2人が四日市市長を表敬

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 JICA海外協力隊員として派遣される四日市市の浅野訓弘さん(65)と石田穂香さん(23)が10月3日、森智広市長を表敬訪問した。いずれも2023年度第2次隊として、浅野さんが10月下旬、石田さんは来年1月から、それぞれ2年間海外で活動する。【森智広市長を表敬訪問した(右から)浅野訓弘さん、石田穂香さん】

 浅野さんは岐阜県生まれで、住友電装に30年余り勤務した。プラスチック成型に長くかかわり、四日市に住んだが、会社人生のほぼ半分はインド、タイ、ドイツなどでの海外勤務だったという。今回、協力隊に応募したところ、メキシコから、まさにプラスチック成型の経験者を求める募集があったのだという。「何かの出会いのようで、運がよかった」。メキシコ北部のケレタロ州にあるサン・ファン・デル・リオ工科大学で学生らの指導をする。

 石田さんは四日市生まれで市内の調理専門学校で洋菓子と和菓子を学び、市内の洋菓子店「タンブラン」で3年余り働いた。インドネシアの西ジャワ州バンドン市にあるバンドン観光ポリテクニックで学生らの指導をする。インドネシアの菓子はとても甘いそうで、健康志向から和菓子の人気が高まっているという。「お菓子に四季を反映させる日本の文化なども伝えたい。出発までにもう一度、和菓子の勉強をしておかないと」と話していた。

 今年7月末現在で、JICA海外協力隊の派遣者は累計93カ国に約4万6500人。三重県出身者は同79カ国591人で、現在、18人が派遣中という。