ふるさと納税返礼品の人気ベスト3事業所に四日市市から感謝状、ごま油、お酒、手延べ冷麦

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【森智広市長(左から2人目)と、(左から)感謝状を手にする九鬼千尋さん、宮崎由太さん、渡邉美千代さん=四日市市役所】

 三重県四日市市は10月10日、市のふるさと応援寄付金(ふるさと納税)の返礼品で2022年度の人気ベスト3の事業所に感謝状を贈った。九鬼産業株式会社、株式会社宮崎本店。有限会社渡辺手延製麺所の3社で、いずれも伝統と革新性のある味などが愛されてきた。

 感謝状の贈呈式は市役所8階の来賓応接室であり、九鬼産業から常務取締役の九鬼千尋さん、宮崎本店から代表取締役社長の宮崎由太さん、渡辺手延製麺所から取締役の渡邉美千代さんが出席。森智広市長が一人ずつに感謝状と記念の盾を手渡した。

 四日市市がふるさと納税の事業でこうした感謝状を設けたのは初めて。森市長は「市がふるさと納税で苦労しているなか、厳しいなかで支えてもらっています」と感謝の気持ちを述べた。九鬼さんは「成果を出せたのも市民のみなさまのおかげ。今後も確かな品質と味をお届けしたい」、宮崎さんは「ここの水でしかできないお酒を、もっと強いブランドとして広くお届けできるようがんばりたい」、渡邉さんは「冷麦ならどこにも負けない自信があります。四日市冷麦を日本一に育てたいと思っています」などとお礼を述べた。3社とも、さらに返礼品の種類を増やすことなどを検討しているという。

人気ベスト3社の返礼品になっている商品

 九鬼産業(四日市市尾上町)は1886(明治19)年創業のごま製品の老舗。「九鬼産業ごま油3種セット」は2022年度のお礼の品ランキングで1位だった。宮崎本店(四日市市楠町南五味塚)は創業1846(弘化3)年の酒造会社で、「キッコーミヤ焼酎キンミヤパック」が3位に入る人気。渡辺手延製麺所(四日市市川北1丁目)は1961(昭和36)年創業で、地域の伝統産業を担ってきた。「大矢知伝承の味 金魚印 手延冷麦」が2社に続く人気商品になった。

 四日市市によると、2022年度の総寄付件数は2983件で、総寄付金額は8677万9628円。市は、2021年度にふるさと納税の出入りが約8億円の「赤字」だったことから、今年度から戦略プロデューサーを配置するなど収入増へ力を入れるよう方針転換した。その今年度は、制度が変わる直前のかけこみ需要もあり、4月~9月末現在の金額で前年比4.5倍に増え、9月だけでは前年比10数倍になっているという。