菰野のファンになって  10月28,29日にこもガク祭 

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【実行委員の皆さん】

 ワークショップや工場見学などの体験型イベント、地元の美味しいものと出会える「こもガク祭」が10月28(土)、29日(日)にメイン会場の菰野町体育センター(菰野町福村)を中心に開かれる。


こもガクのポスター

 2017年から開かれ、今回で7回目。ワークショップが開かれる「こもガク塾」、モノづくりの現場である工場見学などができる「こもガク見学」、飲食店のメニューや、地元の生産者が作った農産物などが買える「こもガク食堂」、様々な分野からゲストを迎え、菰野についてディスカッションする「トークイベント」が開かれる。 新型コロナのパンデミックが起こった20年には、中止にする声もあった。「有事の時に何をするのか考えることが、時代に合わせて、自分たちも変わるチャンス」と考え、オンライン開催に踏み切った。ZOOMで、ワークショップを開くため、パソコンを使ったことのない世代の事業者宅に出向き、ネットをつなぐところから始めた。これを機にパソコンを買う人もいて、実行委員は、コロナ禍でもやり遂げたことが自信になり、意識が変わったという。

さまざまな体験や遊び

 こもガク塾は、寄せ植えやパーソナルカラー体験など、様々な体験や学びができる。菰野町猟友会に所属し、被害防止のための捕獲活動を行う団体が出店するなど、ここでしかできない体験もある。また今年は複数の工場見学が楽しめるようバスが運行されるなど、回を重ねるごとに進化してきた。

 実行委員の山口典宏さん(48)は、今後少子化で、人口減少は避けられないが、菰野町を訪れるなど関係人口を増やせば活気が出ると考える。「こもガク祭で菰野を知って菰野のファンになってほしい」と語った。