ゆうちょ銀行四日市店で強盗事件に備えて訓練、非常通報の操作を覚え、犯人の服装なども記憶

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【日本刀と拳銃を手にした犯人が案内係を人質にする想定。職員らも見守った=四日市市沖の島町】

 金融機関を狙った強盗事件に備えようと、11月15日、四日市市沖の島町のゆうちょ銀行四日市店で訓練が行われた。日本刀と拳銃を持った強盗が店内の案内係の女性を人質にし、金を奪って逃走するとの想定で、非常通報の操作方法を確認し、犯人の服装の特徴を記憶するなど、参加者はそれぞれの役割を果たせるよう心がけた。

 ゆうちょ銀行四日市店、四日市南署の計30人余が参加した。四日市南署管内では今季初の金融機関強盗訓練で、ゆうちょ銀行側にとっては実際に非常通報のボタンを押すことができるなど限られた機会で、周辺の郵便局の職員も見学で集まった。

 訓練後、四日市南署の阿曽悟・生活安全課長は「非常通報から現場に警察官が到着するまでに数分かかる。その間、時間を稼いで犯人を足止めできればありがたいが、犯人を刺激してけが人が出てはいけない。無理のない範囲で行動してください」などの心がまえをアドバイスした。

 阿曽課長によると、今年の全国の金融機関強盗の発生は9月末現在で9件。2件が銀行、7件が郵便局だという。三重県内ではまだ事件は起きていないが、昨年は桑名で1件の発生があったという。「発生件数は少なくなってはいるが、いったん起きると大きな事件になってしまう。犯人は、多くの場合、下見に来ているので、日ごろから声をかけあうなど注意をしてほしい」とも話していた。