4つの部活で部長務める 科学コンクールで最優秀賞 四日市メリノール学院高 川島さん

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【水質調査をする川島さん】

 自分の住む町の川を守りたいと水質調査を続ける菰野町の川島人和さん(四日市メリノール学院高校3年)。好奇心旺盛で日本文化や音楽にも関心があり華道部など4つの部の部長も兼務し、「やりたい」を追求している。

幼い頃から本格的な調査

 小学4年生の時、地元の竹谷川が濁り、水生生物が減少していることを知った。顕微鏡キットと水質を簡単に調べられる水質パックテストを買ってもらい、調査を始めた。竹谷川は有機物の濃度(COD値)が高く、生物が生息しにくいことが分かった。水質汚染の不安を感じ、その後も調査を続けた。

自然科学部、かるた部を創部

 四日市メリノール学院中学に進学。自然を愛でる気持ちは花に通じ、華道部に入部した。幼いころから百人一首に親しみ、「かるた部」を立ち上げた。恋心を岩や風など自然のものに例えることが面白いと感じた。また和装文化やマナーを学びたいと、礼法部に入部。一人で振袖が着られるようになった。 

【着物も自分で着付ける】

 竹谷川の調査も続け、「三重ジュニアドクター育成塾」に応募。科学技術イノベーションを牽引する人材の育成が目的で、高い意欲を有する全国の小中学生を対象に、大学等が教育プログラムを提供する。大学の教員の指導を受け、研究を論文にまとめ、中高生を対象とした日本最高峰の科学コンクール「日本学生科学賞」県展の最優秀賞などを受賞した。同高1年の時には、自然科学部を立ち上げ、学校近くの国指定天然記念物「御池沼沢植物群落」の調査も始めた。

環境啓発活動を

 常に時間が足りないと感じるが、やり遂げた時の達成感で苦にならない。先生が親身になり寄り添ってくれることにも感謝している。幼いころから続けているピアノで、全国規模のコンクールで上位入賞し、音大と環境系学部への進学で迷った。「自然環境に関する研究がしたい」と、都市環境学部ある大学への進学を決めた。

【ピアノコンクールへの出場時=提供写真】

 将来は「多くの人に環境について考える啓発活動をしたい」と話す。「結婚したら、子どもとピアノの連弾できるよう、子どもの時のドレスもとってあります」とはにかんだ笑顔を見せた。