世界選手権にも挑みたい 全日本ブラジリアン柔術選手権で優勝 川中綾子さん

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【全日本ブラジリアン柔術選手権で優勝した川中さん(中央)とトレーナーの日沖さん(右)=四日市市諏訪町】

 四日市市在住でネイリストの川中綾子さん(29)が10月に兵庫県で開催された「第24回全日本ブラジリアン柔術選手権」の女子アダルト紫帯ルースター級で優勝した。小学2年のころから高校までしていた柔道は三段。寝技中心の柔術を5年前から始め、その魅力に夢中になり日本一に。大会結果の報告のため、川中さんは12月15日、四日市市役所を訪れ、渡辺敏明副市長に日頃の練習の様子などについて話した。

 同市笹川の「Tree Brazilian Jiujitsu」に所属する川中さんはネイリストの仕事をしながら、愛知県では、子どもへの柔術指導もしている。ひおき接骨院(四日市市芝田)の日沖貴宣院長がトレーナーとしてサポート。「とにかく身体能力がすごい」と日沖院長は川中さんについて話す。

 柔道と比べ、寝技が中心の柔術は「練習すれば練習するほど上達して強くなる」と川中さん。試合では、手数を多くして相手を攻め、「相手のメンタルを壊していくスタイルで勝つ」と自身について話す。腕ひしぎ十字固めなどが得意技で、週に5、6回は練習に励む。

 報告に訪れた際に、渡辺副市長から「これからもどんどん強くなるのでは」と期待された川中さん。世界選手権の出場も目指しているそうで、「若いから強いというわけではないのも柔術の魅力。テクニックを磨いて強くなっていきたい」と力強く話していた。

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