公園のあり方や環境、公共交通など意見まとめる、四日市で高校生議会開く

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【樋口龍馬議長に意見書を手渡す高校生議会議長の谷口璃空さん(左)=四日市市議会本会議場】

 高校生の若い視点で四日市市の政策を考えてもらおうと、市議会で1月20日、高校生議会が開かれた。20人の生徒が参加し、公共施設、環境、公共交通・都市開発の三つの委員会に分かれて自分たちの願いなどを意見書としてまとめた。意見書の文章をまとめるやりとりも熱心で、会議時間が予定をオーバーするほどだった。

 開会にあたって、市議会の樋口龍馬議長が「みなさんが子どもをもつ将来、この街はどうなっているだろうと思いをはせ、考えてみてはどうでしょう」などとあいさつした。森智広市長は「がんばって発言して、自分の意見を伝えることが大事。楽しみにしています」などと話した。

 立候補した3人の選挙で、暁高校(6年制)の谷口璃空さんが議長を務めることになり、このあと、公共施設委員会が「どうなる?どうする?これからの公共施設」、環境委員会が「減らせCO2!目指せカーボンニュートラル!」、公共交通・都市開発委員会が「市民の足が危ない!公共交通に未来はあるのか?」のテーマで議論した。

委員会で意見を交わす参加者

 公共施設委員会(委員長・川合憧子さん)は、「子どもや高齢者などが世代にかかわらず利用できる遊具があり、幅広い世代がイベントで交流できる公園をつくること」「四日市港ポートビルの開館時間を延長し、飲食店などを誘致すること。チームラボのようなZ世代向けの映えスポットを設置すること」「近鉄四日市駅にホームドアを設置すること」など計7項目の意見をまとめた。

 環境委員会(委員長・大西花音さん)は、「若者に対してSNS等を利用し、現在の環境状況、取り組み、実感できる数年後の未来について動画などを発信すること」「四日市専用アプリを作り、四日市の情勢、環境問題等を配信すること。環境ポイント制度を導入し、生活で利用できるようにすること」「雨水をまとめて浄水し、災害時に飲み水を確保できるような仕組みをつくること。ゴミを削減するために、災害時の用品を繰り返し使えるような物にすること」など計6項目の意見をまとめた。

 公共交通・都市開発委員会(委員長・渡邉碧彩さん)は、「足腰が不自由な方のためにホームドアやホームと電車間の隙間を無くす、ノンステップバスの普及」「交通費をわかりやすく、移動を楽にするため、公共交通機関のICカード普及の予算補助を検討」「近鉄四日市駅とJR四日市駅の間で自動運転バスを運行し、市民や通勤・通学者は無料で移動を」「四日市市西部で市内を南北に移動できる方法を。具体例として、暁学園前から高花平間のバス路線」「国際グルメストリートや大型商業施設の誘致、市のシンボルとなる東京タワーのような存在の建物の考案」など計6項目の意見をまとめた。

三つの意見書は、高校生議会の谷口議長から市議会の樋口議長に手渡され、最後に全員で記念写真を撮影した。

高校生議会に参加したみなさん