「福は内」と節分会の豆まき福餅投げ、垂坂山観音寺の境内にぎわう

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【福を手にしようとにぎわった節分会の豆まき=四日市市垂坂町】

 節分の2月3日、三重県四日市市でも各地で福を招く豆まきの行事があった。垂坂町の天台宗垂坂山観音寺(吉田眞圓住職)では境内に設けた新しい舞台からご祈祷で身を清めた男女が豆や福餅、みかんなどを投げ、境内の多くの人が手を伸ばした。

 豆まきは約40分おきにあり、無事な成長を祈願してもらった地域の新1年生も舞台に上がるのが伝統的だ。午前10時の初回では、吉田住職が「きょうは、福をたくさん用意したので、たくさん持ち帰ってください」とあいさつし、舞台の男女や子どもが豆などをまいた。

 地域の人がこの日のためにつくった福餅は1000個以上といい、中に当たり券が入っているものも。見事この餅をつかんだ子どもらが、立派な「福ざらえ」をプレゼントしてもらっていた。山門前では恵方巻も販売されていた。

 垂坂山観音寺は慈恵大師良源(元三大師)が開いたとされ、一時、旧朝明郡の領主に預けられたことなどこの地域との縁があり、垂坂の地に寺を創建したという。元三大師はおみくじの元祖としても知られ、また、鬼の姿で疫病を退治する「角大師護符」は家の戸口に貼るおまもりとして有名だ。寺所蔵の木造慈恵大師坐像は南北朝時代の作とされ、国指定重要文化財になっている。

多くの人でにぎわう垂坂山観音寺の境内