やきものたまご6人巣立つ、四日市の「ばんこの里会館」で第16期修了式

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【講師の松本尚さん(中央)と記念撮影する修了生。左から赤尾はるかさん、木谷美和さん、駒田美樹さん、鈴木佑香さん】

 未来の伝統産業の担い手を育てている「萬古焼技術者育成研修やきものたまご創生塾」の第16期修了式が3月8日、三重県四日市市の「ばんこの里会館」で開かれた。今期は6人がそろって修了となり、萬古業界に就職するなどして、さらに自分の焼き物をきわめていく。

 修了式には、赤尾はるかさん、木谷美和さん、駒田美樹さん、鈴木佑香さんが出席(落合侑子さんと山村百香さんの2人は都合で欠席)した。国、三重県、四日市市などからの来賓や萬古作家など約30人が門出を見守った。萬古陶磁器工業協同組合の熊本哲弥理事長が1人ずつに修了証書を手渡した。

熊本哲弥理事長から修了証書を手にする修了生たち

 熊本理事長はあいさつで「近年、業界の変化は激しく、ものづくりも販売も昔からのやり方だけでは対応が難しくなった。みなさんの時代は、さらに厳しい変化が待っているでしょうが、新しい萬古焼を盛り上げるつもりでがんばってください」と励ました。

 研修期間を通しての講師を務めた陶芸家の松本尚さんは、創生塾の講師を5年間務めてきて、今回が最後の生徒になるという。あいさつで「いっぱい考えて工夫してきたつもりです。お世話になりました」と寂しさも口にした。

 修了生の謝辞で、赤尾さんは「1年はあっという間でしたが充実していました」、木谷さんは「研修に参加したことで、将来の自分の姿がイメージできるようになりました」、駒田さんは「学んだことの向上をめざし、就職先でも仕事をしていきます」、鈴木さんは「楽しみながら学べました」など、それぞれの思いを語った。

 やきものたまご創生塾は、2007年に始まり、毎年、準備研修を経て7月から本格研修が始まり、ロクロ形成の基本や応用、デザインでの運筆練習や作品の絵付をするほか、陶芸家を訪ねるなど広い知識を学んでいる。

修了生の作品を見る来賓ら

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