「一打で流れ作る」 内部小5年の津﨑君 日本少年野球春季全国大会に出場 

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【大会へ向け「優勝を目指します」と話し気合十分の津﨑君=四日市市諏訪町】

 スターゼンカップ第54回日本少年野球春季全国大会が東京都の大田スタジアムなどで、3月26から31日まで開かれる。9年ぶり11回目の出場をする「津ボーイズ」の選手として、四日市市立内部小学校5年の津﨑海維君が出場する。

 津崎君は3月12日、出場報告のため、総代表の足坂巨次さんと一緒に、四日市市役所を訪れ、森智広市長、四日市市議会の谷口周司副議長に意気込みなどを話した。

 小学3年生のころに野球を始めた津﨑君。相撲にも取り組み、4年生の時には三重県で1位、国技館でも試合をするほどの力がある。津市まで稽古に通っていて、「野球をしたい」と思ったときに勧められたのが「津ボーイズ」だった。

 チームでは、5年生ながら4番を任されている。全国舞台を決めた支部予選でも、チャンスに二塁打、三塁打を放つなど試合を決める一打を放った。

 帽子のつばの裏に書かれた「豪打一振」の言葉。「一打でチームの流れを作りたい」と、試合中に帽子をとって心を落ち着かせることも。以前は大振りで三振も多かったが、「チームのために」という思いが強くなり、チャンスで打てることも多くなった。守備位置はセンターが主でレフトを守ることも。

 練習は週2回、津市のグラウンドへ通うが、それ以外の日も、四日市市の中央緑地などでランニングをして鍛えている。

 市役所訪問時には、「全国大会出場おめでとうございます」と森市長に声を掛けられた津﨑君。「ありがとうございます、優勝してまた報告にきたいです」と笑顔で話していた。

森市長、谷口副議長に意気込みを話した津﨑君(右から2番目)