ピアノコンクールの第14回日本バッハコンクール全国大会で、小学3・4年A部門の金賞第1位・べーレンライター賞を受賞した水谷倫都さん(内部小学校3年)が3月26日、四日市市の森智広市長を表敬訪問し、成績を報告した。ベーレンライター賞は各部門の金賞受賞者の中でも1位の演奏者だけに贈られる。水谷さんは二輪のモトクロス競技にも情熱を傾ける「二刀流」で、「モトクロスでは世界をめざしたい」とも話していた。
水谷さんは「日本1を取った時は、すごくうれしかった」と報告。森市長が「毎日練習するの?」と聞くと、「毎日、1曲を10回ずつ練習します」と答えた。今はモトクロスの方が練習に力が入るそうで、「中部選手権の表彰台に早く立ちたい。ピアノは、もう一度1位をとりたい」などと話していた。
母の貴代さんによると、ピアノもモトクロスも小さい時から始め、モータースポーツは父、ピアノは母が付き添いを担当しているという。ピアノはバッハコンクールのほかにも全日本ジュニアなどで受賞があり、二輪はペダルやブレーキがないストライダー(ランニングバイク)から始め、今はエンジン付きの車で走っているという。
日本バッハコンクールは「音楽の原典を学ぶ」を基本的な考え方にするピアノコンクールで、ピアノを学び続けるための基礎を育てることを目的にしているという。全国から7000人近くが参加し、地区大会は全国46カ所で開かれているという。