山門前も境内も大にぎわい、四日市で垂坂山観音寺マルシェ

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【キッチンカーなどに列ができた山門前の広場。寺の桜もまだ見ごろ=四日市市垂坂町】

 「垂坂山観音寺マルシェ2024」が4月14日、三重県四日市市垂坂町の同寺で開かれた。お菓子や手作り工芸品、キッチンカーなど約30の店が開き、昨年の初回より規模をひとまわり大きくしての開催。山門前の広場や境内には朝早くから大勢の人が訪れ、にぎわった。

 東垂坂町の美容院「カチナヘアーデザイン」の代表奥村俊樹さんは、10数年前から店などで小さなマルシェを開いていたが、地域のにぎわいにつながる催しにしたいと観音寺に相談したところ、吉田眞圓住職も大歓迎。奥村さんが福祉美容で訪問している垂坂町の福祉施設「ナーシングホーム奏楽」も加わって、マルシェ開催の母体ができたという。

 昔から町づくりの中心だった寺の魅力を再発見し、若い人が寺を訪れるきっかけや、高齢化が進む地域ににぎわいを呼ぶ機会にもなる。そんな思いで知人を通じて出店や来場を呼びかけ、協力の輪も広がったという。

マルシェを訪れた人たちでにぎわう観音寺の境内

 境内には、手作りのケーキやコーヒー、紅茶、プリン、バナナチップスなど飲食のほか、ドライフラワー、木彫りワークショップなどの店も並び、あちこちで行列ができた。奥村さんは、子どもたちが地元の海で拾った貝殻をきれいにして販売し、収益を寄付する「こども貝殻屋さん」の活動も続けている。自然を愛し、大人とかかわり、だれかを助けることを子どもたちに学んでほしいといい、店先では貝殻釣りなどで遊ぶ子どもも見られた。