駐日ベトナム特命全権大使が四日市市を表敬訪問、経済、文化、スポーツなどの交流進展を期待

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【プレゼントを交換する駐日ベトナム社会主義共和国大使館のファム・クアン・ヒエウ特命全権大使(左)と森智広市長=四日市市提供】

 駐日ベトナム社会主義共和国大使館のファム・クアン・ヒエウ特命全権大使が4月26日、三重県の四日市市役所を訪れ、森智広市長を表敬訪問した。大使からはスポーツや文化、ハイテク分野の経済面などで交流を進展させたいとする意向が語られたという。

 市によると、昨年7月、ベトナム人のフットサル大会が四日市ドームで開催され、大使が来場。森市長が「お近くに寄られた際には、おいでください」などと声をかけていたという。

 森市長は、ベトナムのハイフォン市との間の経済交流やベトナムでの経済セミナー開催、ICETT(国際環境技術移転センター)の研修でベトナムから来た人たちが活躍していることなどを紹介した。大使は、バレーボールなどのスポーツ分野や文化面での交流、ベトナム人の大手企業への受け入れ拡充、ハイテク産業のベトナムへの進出などへの期待が語られたという。大使からはベトナムのコーヒー、森市長からは萬古焼がプレゼントで交換された。

 市によると、四日市市在住のベトナム国籍者は3月末現在で2066人。1位のブラジル2414人に次ぐ2位で、まもなく1位になりそうな勢いだという。

 四日市市はハイフォン市との間で経済交流を促進するための覚書を締結しており、昨年秋には森市長や四日市商工会議所の小川謙会頭らが同国を訪問して経済のPRセミナーを開催するなどしている。