家事支援サービス利用料の一部を補助、双子や三つ子など多胎児家庭の負担減へ四日市市

235
Print

【双子や三つ子など多胎児の子育ても余裕が持てますよう】

 双子や三つ子など、産前産後の育児や家事の負担が大きい多胎児家庭を支援するため、三重県四日市市はヘルパーなどの家事支援サービスを利用する場合の利用料の一部補助を今年度から始める。妊娠届出の日から多胎児の2歳の誕生日の前日まで、期間を分けて、それぞれ24回利用できる。

 市の登録事業者が行う家事支援サービスを利用した料金から、自己負担額を差し引いた金額を補助する。利用時間が1時間以内の場合、自己負担額は500円で補助上限額は4500円。利用時間が1時間を超え2時間以内の場合は自己負担額が1000円で、補助上限額は9000円。市民税非課税世帯と生活保護世帯は自己負担額が無料になる。

 利用できる期間と回数は①妊娠届出の日から出産予定日の1カ月後まで②多胎児の出生日から1歳の誕生日の前日まで③多胎児の1歳の誕生日から2歳の誕生日の前日まで、の3期間に分け、それぞれ24回利用できる。支援サービスの内容は部屋の掃除、洗濯、買い物の代行、外出の付き添いなど。登録事業者は市のホームページなどでも確認できるという。

 利用時は、所定の申請書を市のこども保健福祉課母子保健係へ提出し、補助券を受け取ったら、利用したい事業所へ連絡して日時などを調整、利用当日に補助券をヘルパーらに渡し、自己負担分を支払う手順になる。