ICETTとタイ工業省工場局が協力の覚書、タイの温室効果ガス削減を支援へ

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【協力覚書を結び握手を交わすICETTの安井晃専務理事兼事務局長(左)とDIWのジュラポン・タウィーシー局長=バンコク市内】

 三重県四日市市にある公益財団法人国際環境技術移転センター(ICETT)が、タイ工業省工場局(DIW)と、タイ産業界の温室効果ガス排出量の算定や削減を支援する協力覚書を結んだ。今年度中に、タイでのカーボンニュートラル実現へのセミナーを複数回開催するなど、具体的に取り組みを進めていくという。

 ICETTによると、バンコク市内のホテルで5月15日、協力覚書の締結式があり、ICETT専務理事兼事務局長の安井晃さんと、DIW局長のジュラポン・タウィーシーさんが署名し、握手を交わした。締結式に合わせたキックオフセミナーも15、16両日に開催され、タイ政府関係者、タイ工業連盟、現地企業などの約100人が参加した。

協力覚書と併せて開催されたキックオフセミナーの様子

 覚書は、タイでのカーボンニュートラルを実現させるため、ICETTとDIWが連携を強化し、タイの中小企業の温室効果ガスの排出量算定や削減対策を、企業への伴走型支援などで協力する。クリーンエネルギーや資源効率・循環経済などの情報共有も進めるという。

 DIWは、タイ産業界の「グリーン化」に関する施策推進を担っており、ICETTとの間で昨年度から意見交換をしてきたという。ICETTは環境保全に関する技術移転を通じて諸外国や日本の環境問題を改善することなどを目指しており、1990年に三重県、四日市市、中部経済界によって設立された。(記事中の写真はICETT提供)