あらたに5品を追加、四日市市の新土産ブランド「泗水十貨店」、定例会見で発表

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【あらたな「泗水十貨店」の5品を発表する森智広市長=四日市市役所】

 三重県四日市市が立ち上げた市の新しい土産ブランド「泗水十貨店」にあらたに5品が追加された。森智広市長が6月4日の定例記者会見で発表した。品揃えは昨年発表の第1期8品と合わせて計13品になり、6月12日から期間限定で販売し、売れ行き状況などを調べ、2025(令和7)年度からの本格販売につなげるという。

 市によると、追加されたのは①「果のまま 梨 贅沢タルト」(ワカショク ワカヤマショクヒン、税込み500円)明治末期から市北西部で栽培される四日市梨を砂糖や添加物を入れずにセミドライ加工した②「焼きかぶせ茶菓子」(モリエール、同1100円)水沢産かぶせ茶のパウダーと粉茶を用いたサブレとメレンゲ。3種の茶葉の香りが広がる③「ひとしずく(大)ほたる碗」(藤総製陶所、同5940円)手軽に茶を楽しめる1人用の急須と碗のセット。オリジナルの色を用意④「オリブ透明石けん」(暁石鹸、同1300円)昔ながらの釜焚き製法・枠練り製法で作った自然由来の固形石けん。オリジナルで蜂蜜を配合⑤「泗水ようかん」(紅屋、同1200円)3種の味のセットで、石焼焙煎の珈琲豆屋「凛黎珈琲」のコーヒー、かぶせ茶の抹茶、ワカショクのセミドライフルーツを楽しめる。

 あらたに追加された「泗水十貨店」の5品

 常設販売は、6月12日から近鉄百貨店四日市店2階プラグスマーケット、同13日から「じばさん」1階名品館で、いずれも2025年3月25日まで。このほか、万博の開幕前イベントなど各地の催事への出品、名古屋駅構内での販売などを検討しているという。

 市は、2025年度の正式販売に向け、認定商品の公募をする。公募内容、審査方式、認定後の販売などについての事業者説明会を6月20日午前10時から四日市商工会議所で行う。申し込みは、申し込みフォーム(https://questant.jp/q/shisui202406)か電話059-351-7417(担当:福井、高川)へ。

 泗水十貨店は、かつて、四日市の地は水が豊かに湧き出る四つの井戸があったことで「泗水の里」とも呼ばれたこと、こだわりのある特産品を、百貨店のように数多くではなく、少数厳選で提供するとのイメージで名付けている。第1期の8品は年間目標440万円に対して800万円の売り上げがあり、第2期を合わせた今後の年間目標は1000万円に置いているという。