【四日市市長選2024】「20年、30年後を見据えた四日市をつくりたい」、3選の森智広さん意気込みを語る

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【家族や支援者に囲まれ、万歳で3選を喜ぶ森智広さん(中央)=選挙事務所】

 三重県の四日市市長選で3選を決めた現職の森智広さん(46)は、11月24日午後11時、当選を祝う開票報告会を開いた。森さんは、支援を受けた仲間や家族らと大きな笑顔で万歳。後援会員などから次々に花束を贈られ、選挙期間中の支援への謝辞と、今後への意気込みなどを語った。

 四日市市日永の選挙事務所には70余の椅子が並べられていたが、多くの支援者が駆けつけて、部屋からあふれるほど。午後11時の開票速報で大きな差をつけて優勢にあることが確認されると、森さんが会場入りし、拍手で迎えられた。

 正面の舞台の中央に森さんが立ち、家族や後援会、支援した議員らがその両脇に並び、大きな声で事務所の仲間たちとともに万歳を三唱した。大きな花束を持ちきれないほど贈られた。

家族からも花束を贈られる森智広さん

 森さんは「現職として戦う初の市長選だったが、市内全域を駆け巡り、次の4年のビジョンを訴えることができた。2期8年の取り組みに、一定の評価をいただいた。今の四日市には可能性や力があると思っている。北勢地域を牽引し、東海地域の西を担う都市にしていきたい。地域を回ってお話をさせていただいたことを生かし、おひとりおひとりに寄り添った行政を進めたい」などと話した。

 また、開票報告会後の報道各社のインタビューでは、円形デッキ、バスタ、新大学、新図書館など、現在進行中の事業や構想を進めていく決意を述べ、新規事業として選挙で訴えてきた、全小中学校の体育館や武道場の空調整備を次の4年で100%やり切ることをあらためて約束、「こどもみらいクーポン」にも取り組むとした。記者から今後の4年へ向けた決意をあらためて問われ、「人口減少が厳しく、手腕が問われることになると思うが、20年、30年後を見据えた四日市をつくりたい」と話した。

四日市市長選確定得票(午後11時15分確定、敬称略)

森智広  55664

伊藤昌志 26037

小川政人  4766