東京五輪バスケットボール日本代表 張本天傑選手 四日市でファンと触れ合い

【自身が開発したスパイスを手にする張本選手】



 東京2020五輪のバスケットボール日本代表で、Bリーグの名古屋ダイヤモンドドルフィンズの張本天傑選手(33)が、6月1日、四日市市貝家町のいちご農園「愛成ベリー&カフェ」を訪れた。県外から訪れたファンと交流し、ハードな試合中には見られない優しい笑顔を見せ、ファンを魅了していた。

【ダンクシュートのポーズをとる張本選手】


 愛成ベリーの寺田成吾さん(47)がバスケ好きで、当時ドルフィンズに所属していた選手がいちご狩りに来たことがきっかけで、ドルフィンズのオフィシャルパートナーになった。2019年のFIBAワールドカップ中国大会の日本代表で、当時ドルフィンズに所属していた同市内部地区出身の安藤周人選手は、寺田さんの小中学のバスケ部後輩にあたり、ドルフィンズの選手との親交が続いている。


 愛成ベリーのカフェで提供しているホットドッグやフランクフルトにかけるスパイス「う~ま」は、キャンプ好きな張本選手が考案したスパイス。四川料理で多く用いられる花椒(かしょう、ホアジャオ)という香辛料を使ったスパイスだ。以前は販売されていたが、今は販売されていないため、「愛成ベリーで売ってほしい」と張本選手にリクエストしていた。
 記念撮影に応じた後、愛成ベリーのバスケットコートでシュートを決めたファンにカフェのスイーツをご馳走するイベントが行われた。大勢のファンが挑戦し、15人がフレッシュないちごを使ったスイーツを味わった。

【シュートするファンを見守る張本選手】
 

 大垣市から訪れた高校2年生と中学3年生の姉妹は、張本選手の大ファンで記念撮影と握手をしてもらい、目を輝かせて喜んでいた。

【ファンの姉妹と写真を撮る張本選手】
 

 名古屋市から訪れた阪野知子さんはサイン入りユニフォームを着て、張本選手のアクスタを持ち取材に応じてくれた。「ユニフォーム着ていちご狩りに来ると特製トッピングセット(ちょっとリッチなチョコディップ&伝統の粒あん)がもらえるサービスがあり、毎年いちご狩りに来ている。試合とは違う近い距離で張本選手に会えてうれしい」と話した。

【張本選手のアクスタを手にする阪野さん】

 春日井市から訪れた一戸真さんは張本選手の高校時代のチームメートで当時キャプテン。「何歳になっても現役で活躍してほしい」とエールを送った。

【高校時代のチームメイトと寛ぐ張本選手】


 寺田さんは「友人の天ちゃんが集客のためにファンイベントを愛成ベリー&カフェで開催し、ひと肌脱いでくれてありがたい」と感謝していた。張本選手は「車でしか来られない場所に、こんなにたくさんの人が来てくれてありがたい。こうした近い距離でファンとの交流を今後もしていきたい」と語った。

【いちごのスイーツをファンに食べさせる張本選手】

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