三重県四日市市と中国・天津市の友好都市提携45周年を記念した青少年スポーツ交流派遣(卓球)のメンバーに中学生らが選ばれ、7月22日、出発を報告する市長への表敬訪問があった。天津市の中学生と練習を共にするほか、北京市で開催される「日中友好交流都市中学生卓球交歓大会」にも出場する。
メンバーは、四日市市立西笹川中学3年の小野綾華さんと同市立南中学1年の後藤悠仁さんの選手2人と、団長で四日市卓球協会副会長の平川寛美さん。小野さんは都合でこの日は出席できなかったが、後藤さんと平川さんが代表して市から「参加証」や持参する記念品などを受け取った。森智広市長は「両市の交流の懸け橋になってくれることを期待しています。四日市代表として、よろしくお願いします」などと声をかけた。
小野さんと後藤さんは、学校や地域にある西日野卓球クラブで練習をしており、北京で開催される中学生卓球交歓大会への選考会で選出されたという。後藤さんは「中国の人は卓球がうまいので、技術などをしっかり見て来たい」などと話した。北京での大会へは天津市の選手とのペアで出場することになっているという。
3人は7月30日から8月8日まで、まず天津市に入って、地元の中学生と練習などで交流するほか、親善大使として現地の人との交流を深める。40キロ圏内の景色が一望できるという「天津之眼(天津永楽橋観覧者)」や、湖の中に415メートル余の高さでそびえ建つ天津タワー(天津テレビ塔、天塔)などを見て回る。その後、卓球交歓大会のある北京市へ向かうという。
四日市市と天津市は1980年に友好都市提携を結んだ。45周年の今年は、卓球のほかテニスでの青少年スポーツ交流もあり、森智広市長が天津市を訪問する予定もある。