四日市花火大会の翌朝に清掃活動、港で働く人たち約150人が参加

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【集めたごみをまとめる参加者=四日市市の千歳埠頭】

 3年ぶりに復活した四日市花火大会の翌9月1日早朝、港で働く会社員らの労組が中心になって、観覧場所や周辺住宅地などであとかたづけの清掃活動をした。労組が中心になっての清掃活動は初めての企画という。観客のごみの持ち帰りマナーはよかったようで、放置されたごみはほとんどなかった様子だ。

 会場になった千歳地区の埠頭では、午前6時半ごろ、100人余が集まった。全日本港湾労働組合東海地方四日市支部の副執行委員長石井誠さんが作業範囲や清掃のポイントなどを説明し、参加者は広がって歩きながら、転落防止の柵を撤去し、ゴミ拾いをした。

広がって歩きながらごみを拾う参加者

 大きなビニール袋を持って歩いた人も多いが、散乱しているような状態は見られず、袋が膨れ上がるようなこともなかった。旧港の稲葉翁記念公園や周辺の住宅地では別の労組の人たちが歩いてごみを拾った。市によると、全体で約150人が参加したという。

旧港の記念公園や住宅地などを清掃する参加者

 同四日市支部の中條隼人執行委員長によると、四日市港管理組合との情報交換の機会に、「港で働く私たちが地域に貢献できることはないだろうか」と相談した時に、花火大会復活の話題になり、開催後の清掃活動をすることにしたという。霞会場のころは花火大会の実行委員会が呼びかけ、市役所や自治会、企業などからボランティアが集まったそうだが、今回は労組が中心になってあらたな参加が広がった。

 市の資料によると、清掃活動に参加した団体は全日本港湾労働組合、港湾関係者(荷捌き対策協議会)、連合三重三泗地域協議会、自治労四日市労働組合、四日市港湾管理組合労働組合、三泗地区労働者福祉協議会。花火大会実行委員会の関係者も加わった。

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