三重県の御在所岳で植樹体験、38人参加、ミズナラ、アセビなど100本植える

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【苗木を植える参加者=三重県菰野町の御在所岳】

 三重県菰野町の御在所岳の山上公園で9月23日、植樹体験の催しがあり、県内外の38人が参加した。御在所岳で種を採取して苗に育てたミズナラ、アセビ、ドウダンツツジの計100本を植えた。木を植える体験は初めてという子どもたちもいたが、指導も分かりやすかったそうで、「また参加したい」という感想が多かったという。

 御在所ロープウエイが主催し、森林施業認定NPO法人森林の風などが協力した。イベントには「みえ森と緑の県民税」が活用されている。御在所岳のあたりは鈴鹿国定公園になっており、豊かな木々が自生しているが、最近は二ホンジカの食害が目立ち、木々の生育が衰退することで雨水や登山客の踏圧による土壌侵食も拡大しているという。

 植樹はこうした対策にもなるといい、県外からは愛知、岐阜、滋賀のほか神奈川県からの参加者もいた。いなべ市から父子で参加した少年(11)は「はじめて木を植えました。もっと難しいかと思ったけど、苗木の扱い方や水のやり方などを教えてもらい、ばっちりできました。苗木が大きくなるのが楽しみで、毎年見に来ます」と話していたという。(記事中の写真は御在所ロープウエイ提供)

山上に広がって植樹をする参加者

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