三重県四日市市の市立三重平中学校で10月25日、「2025しろやまフェスタ in MIEDAIRA」が開かれた。地域の人と一体になって楽しめる学校行事をつくろうとの取り組みで、高校では全国トップレベルの三重高校ダンス部SERIOUS FLAVOR(シリアスフレーバー)がゲストで出演、中学の生徒と地域の大人が町の安全や人権などについて考える時間もあった。
体育館のスクリーンにお茶目なドキュメンタリー映像が流れ、主体性、協働性などの学校の特色を紹介したあと、三重高校ダンス部がパフォーマンスを見せた。年齢の近い先輩たちの本物の力に触れようとの狙い。同ダンス部もほかに3カ所での出演がある中で、出演を引き受けてくれたという。
高いレベルの離れ業も含め、息の合ったダンスに、三重平の生徒や地域の人たち約300人から大きな拍手が贈られた。「SERIOUS FLAVOR」のおそろいのシャツを着た部員に生徒も交じって一緒に踊るひとときもあった。


生徒の学習活動発表の時間では、1年生が、町の中が障害者や外国人にもやさしい町になっているかを調査、2年生、3年生がメディアの問題や子どもの権利条約にも触れ、自らの人権意識を見つめ、「誰もが住みやすいまちづくり」について発表した。それぞれ、地域で町づくりなどにかかわる大人たちから感想や意見をもらった。

文化祭で発表する合唱のリハーサル公開や、午後はサークルの活動も行われた。eスポーツ、フィンランド発祥で数字の書かれた木の棒を投げて得点を競うモルック、百人一首大会、漫画・イラスト展示会などがプログラムに用意された。
前田匠校長によると、しろやまフェスタは、3年がかりで完成形をつくるために昨年から内容を練っている取り組みといい、完成する来年は。地域で続く「城山まつり」に合流させてもらい、地域の人と共に楽しめる学校行事にしたいと考えている。








