家族向けイベント盛りだくさん、四日市競輪場で10月31日から記念「泗水杯争奪戦」

【泗水杯争奪戦のポスターを手に来場を呼びかける四日市市けいりん事業課の担当者】

 三重県四日市市の四日市競輪場で10月31日から11月3日まで、開設74周年記念「泗水杯争奪戦」が開催される。トップカテゴリーの注目選手が出場するレースだけでなく、競輪になじみのない人も楽しめるようにと、光と音によるカラー照明の演出、お笑い芸人のショーや恐竜プレイランドなど、家族で楽しめるイベントを用意するという。

観覧無料のステージなどが楽しめる

 イベントは、ドラゴンゲートプロレスのスペシャルマッチ(11月1日)、元グラビアアイドルで元ガールズケイリン選手の日野未来トークショー(同)、ヒット曲もあるお笑いタレントはなわのエンタメステージ(同2日)、小さい古畑任三郎でおなじみツートン青木のものまねステージ(同3日)、「あったかいんだから」が大ヒットしたクマムシのお笑いステージ(同)のほか、人気の女性ボートレーサーによるトークショー(10月31日と11月1日)がある。

 このほか、恐竜玉入れチャレンジや恐竜キャッチイベントなどがある恐竜プレイランドや、超低速自転車を使った選手会三重支部によるタイムトライアルや電力量対決などのイベントが、いずれも期間中毎日開催される。各日の午前10時と午後2時半には、南入場門で三角くじなどをプレゼントする。

ナイター照明もある記念競輪開催は四日市だけ

 年1回の開設記念競輪「泗水杯争奪戦」は、今年は全国約2400人の競輪選手のうち9人しか選出されないトップカテゴリーのS級S班に所属する5人が出場する。昨年6月に通算500勝を達成した地元出身の浅井康太選手も出場が予定されている。

 四日市競輪場はナイター競走(愛称ベイサイドナイトレース)に力を入れており、記念競輪がナイター開催されるのは全国43の競輪場の中でも四日市だけだという。カラー照明の演出で、競輪に詳しくない人でも楽しんでもらいたいという。

収益は四日市市の事業にも活用

 四日市競輪の事業収支は2011年度以降、黒字を続けており、収益の一部を一般会計に繰り出して、教育、福祉、商工関係などの市の事業に利用されている。2024年度の繰り出し額は2億円で、テニスコートやプール、中央陸上競技場の競走路などの改修にも使われた。1952年の四日市競輪開設以来の繰り出し額の合計は185億1700万円になっており、2025年度予算でも10億円を一般会計に繰り出すことになっているという。

 期間中のイベントの開始時間などは四日市競輪のホームページにも掲載されている。期間中は近鉄四日市駅の東約250メートルの一番街アーケードのところに無料バス乗り場が設けられる。

こんな投稿もあります。