1本ずつ手作業でラベル貼り、11月30日の初披露に向け、四日市の水沢ワイン

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【ラベルが貼られ、いよいよ初披露への準備が進む=四日市市水沢町】

 三重県四日市市の水沢地区でワインの本格生産を始めた株式会社i-kyo「水沢ワイン“ドメーヌ・フイアージュ”」で、11月30日にある初披露と直売に向けたボトルのラベル貼りが始まった。初めて世に出る1本1本に、手作業で丁寧に貼っていく。購入予約もホームページ(https://i-kyo.co)で始まっており、生産から販売へ、あらたなステップへ上がろうとしている。

 11月30 日は水沢地区の催し「秋のすいざわ 楽し市」が市茶業振興センターなどで開かれる。地区の農作物や手芸品などの販売、宮妻太鼓“絆”や茶葉ーズが踊る「水沢音頭」などのステージ演目でにぎわう。ドメーヌ・フイアージュのみなさんも会場で自社栽培、自社製造のワインが地元で誕生したことを報告する。同時に、醸造施設などがある会社では、11月30日と12月の毎週土曜日を直売日とし、購入予約をした客への引き渡しもする。

「秋のすいざわ 楽し市」の案内チラシ

 ワインは製品によってラベルのデザインは異なるが、11月13日午後の作業ではシラーとムールヴェドルの品種を用いた「キュヴェ・キララ」のボトルに、菰野町で開催されている「菰山展」にも出展している画家、佐野洋平さんに提供してもらったデザインのラベルが貼られていた。水沢地区で見る山の稜線と、幾何学模様のような細い線が重なるデザインだ。ラベルは商品によって異なるが、初披露に向けてのラベル貼りは約2200本分を予定しているという。

1本1本、手作業で丁寧にラベルが貼られていく

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