三重県の四日市市議会は11月27日、定例月議会が始まり、大雨被害への住民支援や商店街など事業者への支援策、こどもみらいクーポン事業費、新図書館(知と交流の拠点施設)の整備に必要な債務負担行為の追加などを含む一般会計補正予算案などを上程した。4日から一般質問が始まる。
先行して、この日、競輪事業での車券売上が当初の見込みを大きく上回ったため、その増額補正や車券払戻金、経費の増額、競輪事業施設の整備基金積立金や一般会計への拠出金の増額などを行う86億円の競輪事業特別会計の補正予算案を全会一致で可決した。これに伴う一般会計への繰り出し金は2億6000万円で、一般会計も補正した。
今議会での一般会計補正予算案では、1978年にできた宮妻峡ヒュッテが老朽化したため新たな観光施設をつくるための整備事業費(25万8000円と債務負担行為4億1380万円)を計上した。2027年度中の供用開始をめざしている。
国の内示割れにより、当初予算に盛り込めなかった諏訪公園の再整備事業について、あらたな国庫補助が採択されたとして、8000万円を計上した。
大雨被害を受けて9月議会では上程を撤回した新図書館(知と交流の拠点施設)については、あらためて、基本設計へ向けての債務負担行為2億7100万円を追加した。2027年度に実施設計、2028年度から工事に入り、2029年度での供用開始をめざす。概算の総事業費は、建物整備が120億円~150億円、用地買収費と建物補修費が約7億円で、合計127億円~157億円で進める考え。借地料は年額500万円を見込んでいるという。(大雨被害支援策、こどもみらいクーポンについては11月20日発信の記事に掲載)








