12月30日、少しだけ冬の空気がゆるんだ夕方になばなの里(三重県桑名市)をYOU記者が訪れた。9連休の4日目とあって、園内は早くも多くの人でにぎわっている。どうすれば混雑の中でも快適に楽しめるのか。実際に歩いたからこそわかった“年末のなばなの里の過ごし方”をお届けする。
午後5時前に到着したが、無料駐車場はすでに満車。臨時駐車場(無料)へ案内された。歩いて5分弱の距離で、この日は寒さも和らいでいたため苦にならなかったが、ベビーカー利用者や高齢の方は、もう少し早めの到着が安心だと感じた。
チケット売り場は行列 事前購入がスムーズ
チケット売り場には列ができていたが、コンビニで事前購入していたため並ばずに入場できた。料金は1人3000円で、1000円分の金券とベゴニアガーデン入館料が含まれる。年末年始を含む2月28日(土)まではこの料金設定だ。

場内はすでに多くの人でにぎわっていた。わずかに明るさが残る午後5時10分、チャペルの鐘が鳴り響き、イルミネーションが一斉に点灯。光のトンネルへ向かう途中、レストラン前にはすでに行列ができていた。

光のトンネルを抜けると、今年のテーマ「黄金の国・ジパング」のメインエリアへ。地上45メートルから園内を見渡せるアイランド富士も人気で、チケット購入の列ができていた。

メインエリアは人で埋め尽くされていたが、並んでいる人の隙間から富士山や紅葉など、次々と変化する光の演出を楽しむことができた。
レストランは90組待ち 受付後に園内を回るのが正解
ベーカリーレストラン「マルセイユ」に行くと、受付表にはすでに90組以上の名前が並び、1時間以上の待ち時間が予想された。ただ、受付後に園内を回ってその間に名前を呼ばれていなくても、戻ってきて30分以内なら次の順番で案内されるとのこと。そこで、先に園内を散策しながらベゴニアガーデンへ向かうことにした。

今年6月から、一般の有料入村券(前売り券含む)で追加料金なしで入館できるようになったベゴニアガーデン。スムーズに入館できたが、館内は多くの人で、花の全景を人を入れずに撮影するのは難しかった。それでも、温室内は暖かく、室内にもイルミネーションや音楽の演出もあり、昼間とは違う雰囲気を味わえた。

1時間余りでレストランに戻ると、呼ばれるまであと10組ほど。待っていると10分ほどで案内された。料理も注文から10分程度で提供され、レストランから見える水辺のイルミネーションを撮影しているうちに料理が届いたため、待ち時間のストレスはほとんどなかった。

入場料は2人で6000円。高く感じたが、2000円分の金券がつき、食事代は2人で1500円程度に収まった。混雑していたが、イルミネーションも食事も楽しめ、満足感があった。

今年の年末年始は9連休の人も多い。帰省や初詣以外のお出かけ先として、四日市からも近いなばなの里は、混雑していても十分に楽しめるスポットだ。事前準備と少しの工夫で、時間を無駄にせずイルミネーションを満喫できる。









