三重県の三十三銀行で4月1日、入行式があり、59人の新入行員に道廣剛太郎頭取がお祝いの言葉を述べた。政策金利の引き上げで「金利のある世界」への回帰が進む一方、中東情勢など予断を許さない状況もあり、そうした中で、それぞれが新たな企業文化を創造する気概を持って可能性を探究し続けてほしいと求めた。
入行式は四日市市西新地の本店であり、道廣頭取は、三十三銀行が「金融・非金融の幅広いサービスを提供し、地域経済・社会を広く支えることで、すべてのステークホルダーから愛され最も信頼される金融機関」であることを目指しており、これがすべての出発点で、目標・ゴールでもあると話した。
経済環境については、昨年12月に政策金利が引き上げられ、30年ぶりの水準の0.75%となったとし、新入行員の多くが経験してきた金利のない世界とは異なるところにいることを告げた。さらに、中東情勢などによる価格高騰や中国の景気減速など、予断を許さない状況が続く世の中にあって、「これまで通り」ではなく、フレッシュな感性で、よく考え抜いて、新しい可能性を探究してほしいと述べた。
最後に、職員として守るべき基本として「お客さま本位の原則」を挙げ、お客さまのことを第一に考えて行動し、お客さまにとって最良の解決策を提供することを心がけるよう求めた。

新入行員を代表しての感謝の言葉は、阿波野なづなさん(22)が務め、「私たちの生活は先行きが不透明な状況にあります。だからこそ、私たち一同は幅広い知識を吸収し、常に現状に満足することなく、前例がないことにも挑戦してまいります。失敗を恐れず、チャレンジ精神でひたむきに努力してまいります」などと決意を語った。
今年度の新入行員はオーソリティー職34人、エキスパート職25人で、合計59人は昨年度より7人多い。5月まで研修が続き、6月からそれぞれの配属先で本格的な仕事の一歩を踏み出すという。









