津軽三味線を聴き心配ごとを語り合う、パーキンソン病友の会の四日市・菰野ブロック会

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【それぞれの心配ごとなどを語り合い、情報交換する会員のみなさん=菰野町菰野】

 パーキンソン病の患者や家族でつくるパーキンソン病友の会の四日市・菰野ブロック交流会が4月12日、三重県菰野町の菰野地区コミュニティーセンターで開かれた。今年度最初の交流会で、津軽三味線の演奏を楽しみ、その後、グループに分かれ、生活や薬などの心配ごとを話し合った。

 四日市・菰野ブロックは年数回の交流会を開いており、音楽療法や講演、運動などをプログラムに採り入れている。時に歩くことも難しくなる病気のため、交流会に出かけることで、引きこもりになって筋力をさらに落とすようなことを防ぐ意味もあるという。

 この日は、菰野町を拠点に活躍している津軽三味線小山流の準総師範小山貢る里(みつるり)さんと、小山流貢る里会の皆さんがゲストで、参加した約30人が力強いリズムや速い節回しなどが魅力の演奏を鑑賞した。津軽の民謡や独自にアレンジされた曲の数々と、あい間には津軽三味線の歴史や楽器自体の構造の違いについての解説もあり、会員たちは手拍子を打ったり練習について質問をしたりと、大いに楽しんだ様子だった。

力強い曲や繊細な響きをもつ曲の数々を演奏するみなさん

 演奏後は会員たちがグループに分かれ、最近の困ったこと、やってよかったことなどを話しあった。訪問リハビルなど、利用できる医療や福祉サービスについて聞く人がいれば、将来の身体の動きへの不安を口にする人もいた。将来の対応については、経験などを語って聞かせた人もいた。

 健康な人ならコップで水を飲むことは簡単だが、それが難しいと語る人に、コップが最初から斜めに切ってあって、顔を上向きにしなくてもコップを動かすだけで飲める介護用のコップがあると紹介する人もいた。

 パーキンソン病は、指定難病のひとつで、体のスムーズな動きが妨げられて、思うように歩けなくなったりする。10万人に100人~180人、65歳以上では100人に約1人が患者になる可能性があるといい、三重県では約2000人ともいわれる。患者や家族が集う全国パーキンソン病友の会三重県支部には約130人の会員がいるそうで、病気に対する不安が少しでも軽くなるように、病気に対する偏見をなくすために、参加を受け付け、県支部や県内各地のブロックで様々な取り組みを続けている。

 今後の友の会の活動では、5月末に県レベルの定期総会があり、四日市・菰野ブロックでは6月、9月、11月、2027年1月に交流会を開く計画という。問い合わせなどはブロック長の中村久雄さん(電話090-6098-4495、Fax059-347-0153、メールhisao_n740@yahoo.co.jp)へ。

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