三重県四日市市の最高齢者で、満108歳の高野さが子さんを8月18日、森智広市長が訪問し、お祝い状と記念品を贈った。長く社会に尽くしてきた高齢者に敬意を示そうと、市がその年の最高齢者を祝っている。
市によると、高野さんは同市高浜町のグループホーム桜園三聖に入所しており、この日午後、森市長が訪問した。高野さんは車いすで市長を迎え、「市民最高齢おめでとうございます」と言葉をかけられると、笑顔で「ありがとうございます」と返事をした。記念撮影の時にはカメラに手を振るなど元気な様子だったという。お祝いの席には次女の佐藤光代さんと次男の高野信也さんが同席し、森市長は最後に「来年もお会いしましょう。これからも元気で長生きしてください」と声をかけたという。
家族によると、高野さんは、若い時には電話交換の仕事をしていて、結婚して4人の子に恵まれ、60 歳まで小学校の学校給食の調理をして働いた。その後は孫の世話をしたりして過ごしたが、90歳を過ぎ、グループホーム桜園三聖に入所したという。
市によると、2025年8月1日現在、市内で100歳以上の人は男性25人、女性130人で計155人。前年同時期より8人多いという。(グループホーム内は記者が直接立ち入ることができなかったため、当日の様子と写真は四日市市の提供です)