大阪・関西万博の関西パビリオンにある三重県ブースで8月23日、AR(拡張現実)の技術を用いた四日市市のPR時間が設けられる。コンビナートの夜景と大四日市まつりの呼び物でもある大入道、こにゅうどうくんが見られる映像を楽しんでもらい、二次元コードをスマートフォンで読んで、四日市の名物などに触れてもらう。
森智広市長が8月19日の定例記者会見で説明した。会場は関西パビリオンの三重県ブース内にある「美し国みえ体験広場」で、当日午前10時~午後6時の出展を予定している。専用ゴーグルを着けて、約1分半のAR映像を見られる。国籍などを問わず楽しめるよう、言語などに頼らず、視覚、直観で楽しめる内容にしたという。
会場には「かぶせ茶」「四日市とんてき」「四日市萬古焼」の3種類の二次元コードのあるパネルがあり、例えば「四日市とんてき」を選ぶと、スマートフォンの画面に、できたてで湯気が上がるトンテキを目の前の皿に盛ってもらえる映像が出てくる。
来場者にはパネルと同じ3種のデザインのポストカードを計5000枚配布する。このポストカードにも二次元コードが印刷されており、持ち帰って万博会場で見た映像をもう一度見たりすることができる。

9月には本物の大入道が万博会場へ
四日市市は、三重県の「美し国彩り三重バザール」(7月2日、関西パビリオン多目的エリア)で地域ブランドの「泗水十百店」を販売しており、9月22日にEXPOアリーナ「Matsuri」で開く「三重のお祭り大集合~MIEフェスティバルin EXPO」には、本物の大入道が登場して演技を披露する。市のブースではシティプロモーションや物産を紹介しようと計画中という。