記録的な大雨で駐車場施設が浸水した三重県四日市市の「くすの木パーキング」について、国の機関が9月15日午後8時過ぎ、最新の排水作業の進捗状況を発表した。約3.5メートルの天井まで冠水したとみられる地下2階では、15日午前の段階で約6割の排水をを完了していたが、その後も作業を進め、午後6時現在、水位は約1,6メートルまで下がっているという。9月16日中の排水完了をめざすという。
国土交通省中部地方整備局三重河川国道事務所の発表によると、地下1階の冠水は約1.2メートルの水位だったが、14日午前6時5分に排水が完了した。地下2階は3.5メートルの天井まで冠水したが、15日の作業により、約1.6メートルの水深にまで水位を下げているという。
ただ、現場は、階段でホースを曲げながら地下へ向けて設置しなければならないことや、排水先のマンホールの口径が小さいなど、作業を難航させている状況もあるという。ポンプ車を2台追加するなど、追加の対策もしたという。
一方、四日市市は各家庭から出される災害廃棄物について、戸別収集で対応するとホームページで伝えている。名前、連絡先、住所などをホームページにあるフォームなどから伝えると、折り返し、収集担当者から電話があり、やりとりのあと収集するという。通常の生活ごみとは分け、軒先などへまとめて出してほしいとしている。