商店街をまるごとビアガーデンにして地域経済をもりあげようと、「四日市商店街ビアガーデン」が9月27日、三重県四日市市の近鉄四日市駅前商店街で初開催された。12日の記録的な大雨で被災した人らを応援しようと、収益は全額を市に寄付するチャリティーイベントにした。県内外からクラフトビールメーカーが多数出店するなど、あらたな味の出会いもありそうで、大にぎわいだった。28日も開催される。
地域の人らでつくる実行委員会が主催し、四日市一番街商店街振興組合が共催、四日市市や四日市商工会議所、四日市観光協会、諏訪地区まちづくり協議会などが後援した。会場は諏訪公園南の公園通り、一番街の南大通りがメインストリートになって、地元の飲食店の20ブース、クラフトビールメーカー13店(うち9店は東京、長野など県外)、大手ビールメーカー4社などが参加した。

実行委員会の吉田欽次郎さんは、豪雨になった12日の夜、商店街でひざ下くらいの水が押し寄せている場面に遭遇した。すぐに、被災復興のためのチャリティーイベントに変更することにしたが、参加する店などもとても好意的だったという。「みなさんに愛される催しとして、これからも続いてほしいと思います」などと話した。
会場にはステージが設けられ、コスプレ企画や、10月開催が迫る四日市ジャズフェスティバルのプレイベントなどが開催されている。スケージュールは公式ホームページなどで確認できる。当日券も販売しており、購入するとチャリティへの参加もできるようになっているという。28日も午前11時~午後4時の開催。

