小学生もパティシエ体験、上手にできました、ユマニテク調理製菓専門学校で初企画

【クリームを絞り、トッピングをして。カップケーキをつくる参加者=四日市市浜田町】

 三重県四日市市のユマニテク調理製菓専門学校で10月4日、初めての企画「特別パティシエ体験」があり、子どもらがカップケーキなどをつくった。オープンキャンパスで高校生向けの体験会を開くことはあったが、もっと小さい子にも調理製菓を学ぶ場所があることを知ってほしいと考えたという。

 学生が全員で一般客に料理や菓子を提供する公開実践授業の開催日で、その中の特別企画として開いた。参加者の多くは小学生だが、最初の体験には付き添いの保護者を含め約30人が参加。これを3回開催した。

 体験するのは、クッキーに甘い飾りつけをするアイシングと、クリームを絞ってトッピングで飾るカップケーキづくり。土台になるクッキーやケーキは学生たちが用意し、子どもたちはハロウィンの絵柄をチョコレートなどで描いたりした。

上手にできたと決めポーズ

 ハロウィンではおなじみのジャック・オー・ランタンの顔をクッキーに描き、抹茶とイチゴのクリームのカップケーキを完成させた小学3年生の佐久間亞希さんは母と一緒に参加。「楽しかった。大きくなって、こんな学校に通うのもいいかな」。叔母と参加した小学1年生の山路泰輝さんは「クリームを絞るのがちょっと難しかったけど、楽しかった」と話した。

 参加者のテーブルには製菓製パン総合学科の20人余がお手伝いに付いた。ケーキづくりのあとで、入学案内のパンフレットを挟んで学園生活について話をする学生もいた。学生レストランでは中国料理と西洋料理のコースランチが提供され、学生パティスリーでは予約注文のケーキなどの受け渡しがされていた。

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