霞ヶ浦緑地でベンチ塗装の活動、四日市でKHネオケムの社員や家族ら

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【協力してベンチの塗装をする野口勝彦さん方の家族=四日市市の霞ヶ浦緑地】

 三重県四日市市の霞ヶ浦緑地で11月15日、KHネオケム株式会社の社員や家族らが参加して、公園のベンチや遊具の塗装の傷みなどを補修する活動をした。1年おきを基本に続けている社会貢献活動といい、計約70 人が1時間半ほど刷毛を手に塗装に集中した。

 会社は塗料などに使われる基礎化学品も扱っており、自分たちの社会貢献を考えたひとつが、塗装のお手伝いだったという。霞ヶ浦緑地の公園内にある30余のベンチと50余の遊具は同社の寄贈で置かれたものといい、それらをリフレッシュさせて、市民に気持ちよく利用してもらおうと考えた。

 開会式では磯貝幸宏常務執行役員CMOが「当社は1960年代には四日市市内でお世話になっている。この社会貢献も、市民の笑顔につながる活動にしていきたい」などとあいさつした。塗料の提供、ベンチの修復などで連携している協力会社から作業のポイントなどの話を聞き、その後、四日市ドームから霞ゆめくじら公園にかけての一帯で、手分けして作業した。

協力会社から作業の注意点などを聞く参加者

 以前に四日市で勤務し、今は東京本社で働くという野口勝彦さんは妻美里さんと娘の雪泉さん、敢杜さん、颯矢さん兄弟の家族5人で参加。四日市ドーム隣にあるテニスコート東のベンチを塗装した。塗料が油性のため、服や顔に付いたりしないよう気を遣う場面もあったが、家族で協力して仕上げていった。

 今回、霞ヶ浦緑地と同様にベンチなどを設置した三滝公園に新しいベンチ1基を寄贈したといい、作業のあと、記念プレートの除幕もした。ホームページによると、KHネオケムは各種石油化学製品の研究・製造・販売をしており、会社の歴史は1930年代の協和化学研究所設立にまでさかのぼる。四日市では1960年代に大協和石油化学四日市工場午起製造所、1970年の四日市工場霞ヶ浦製造所完成などの歴史があり、2012年にKHネオケムへの社名変更をしたという。

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